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ウェブアルバムのPicasaで実施を記録した写真を公開します。
以前はYahoo!Photoで公開していましたが
Macからの操作に問題が多くて管理しきれなくなり中止していました。
Picasaはgoogleの提供しているサービスです。
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 出雲での展示から一年と数ヶ月経ちました。
そのとき会場に設置したフロア・ユニットは足塚由江さんの陶工房Ashworkへ引き取られて陶芸教室の床に敷き置きされていました。そこはコンクリートのタタキなので、これまで冬は足下が冷えて大変だったそうですが、フロア・ユニットを置いた昨冬は少し楽だったとか。
 ですが木製のユニットはコンクリートからの湿気を吸って反ったり、元々のタタキが平坦ではないのでユニットが浮き上がったりしていました。そこで、きちんと固定した床を作ることになりました。
予算の都合と家主さんのお許しもあり、下地材をコンクリートに直接固定してその上にフロア・ユニットを固定する方法で施工することにして準備を始めました。

 このところ中国での木材需要の急増のため木材の市価は上がる一方です。
それは合板も昨年フロア・ユニットを作った頃の1.5倍ほどになっていました。
ふと思いついて地元の山から出る間伐材で作るスギの床張り材の価格を聞いてみたところ、厚さ12mmなら同じ厚さの針葉樹合板と値段が同じでした。
針葉樹の単板床張りとしては少し厚みが足らない気もしましたが、下張り込みで25mmほどになるし土足ながら使用頻度は通常の店舗ほど高くないので大丈夫だろうと判断しました。
 足塚さんに連絡して計画を変更、フロア・ユニットを下地にしてスギ床材張りにします。
この床材は注文を受けてから作り始めるのです。間伐材が山から出してあったので、今回は製材と乾燥させるために一週間ほど釜に入れるための日数で納品していただけました。
 工事前日に山奥の製材所まで受け取りに行くと3mの床材が80枚ちょっと用意されていました。

足塚さんの工房へユニット床の状態を確認に行きました。
既存のコンクリート床の状態を思い出せないのですが、不陸とユニットの反りが馴染むところ喧嘩するところがあるようで場所によっては大きく目違いがありました。
見られた方々からは「かわいい」と「工事中?」とに反応が分かれるみたいで面白いです。
両方とも正解ですよね>年代で分かれるようです。
壁の暗い広葉樹系のプリント合板(施工はおそらく70年代でしょうか)との色のバランスも危惧していたほど落差が無くていい感じ。
泥と土と水にさらされて踏まれて、展示していたときよりも風格が出ていました。
こういうのを雑貨の世界では「シャギー」とかいうのかな、などと。
どんどん踏んづけてもらえば良いでしょう。

「スオミと足塚由江」の展示出品者によるお茶会を開催しました。
足塚さんのうつわで実際にお茶を飲んでみよう、といったところです。
顔合わせ会として開催前から予定されていたもので、事後ということもあり作り手としてお互いの今後について語り合う展開になりました。
足塚さんとは今回の展示で初めての顔合わせになる方ばかりでしたので、なおさらだったように思います。
作者の手から生み出されるモノと作者の生活観とは切り離せないと良くわかりました。
延々話をし続け夜の予感がし始めたので慌てて解散となりました。
里山といった風情の野を前にした縁側でちゃぶ台を前にする時間なんて、そうは無いだろうなとか思いながら
足塚さんのうつわが如何に日常へとけ込むのかも体感できた時間でした。


「スオミと足塚由江」について、遠方の方々から記録写真の感想を頂いています。 
ありがとうございます。 
もう終わって、おそらく再現できない空間について、拙い写真とコメントを頼りに少なからず思われた事があり、それをあえて伝えて頂けるという幸せがあるのだなと改めて思いました。
 昨日の東京出張でも不意に立ち寄った先のショップさんで、目を引く位置に1000キロも彼方の終わってしまったイベントについてのDMが飾ってあるのは、やっぱり妙です。
昨年の展示にあたってワタシが作った解説プレートを展示商品に添えてあったりするのは更に。
 間接的な御取引先さまの予定表にもDMが張り付けてあったらしくて「知らないところでなにやってるんですか、あれはなんですか」と問いかけられるのも新鮮な体験でした>恐ろしす  
地の果てで、お金はなく、時間もなく、訥々とモノし続けることは遠くにいても誰かが興味を抱いてくれるからこそ出来るのだと思い知る出張でした。
続けることで意味を持つこともあるのですねえ。
会議+宴会+カラオケ+反省会の末、午前2時にホテルへ帰る道すがら立ち寄ったコンビニの店頭で秋の展示について新アイデアが浮かんだときは、さすがに「だめだ・それ、ずぇっっったいダメだ」と思いましたが。

「スオミと足塚由江」の記録写真を公開しています。
公開するにあたって作家の皆さまと会場主の承諾は受けていますが、展示企画そのものも含めて著作権を放棄していませんのでお気をつけ下さい。
※ご覧頂くにはyahooのパスワードが必要です。
今回の展示は「Suomi YoshieAshizuka 」をクリックして下さい。
そのほかは昨年に企画展示したものです。

ご来場頂いた皆さまありがとうございます。
今回は芳名録も御名刺受けも置きませんでしたし、仕掛け人は会場に常駐しませんでしたので残念ながら何方がお出かけ下さったのか把握しておりません。
思うところがありましたら、ひとこと頂けますでしょうか。
企画実施は大変なのが当たり前なのでそういった事は書きません。
床を設営してみたら予想以上に甘い感じの空間となっていて、かなり不安になったけれど家具を入れたらバランスが取れて落ち着き、セーフ!とか思ったのは事実です。
これまでの展示は「男の展示」でしたからなおさら落差が大きかったようです。
ただ、この床で他の家具を置くのは難しいだろうと思います。
ご高齢のお客様がおそらく普段通りのつもりで立ち寄られてあまりの変貌に入店を躊躇される姿を見て、やはりお客さんの層を選んでしまう内装かなとも思いました。
足塚さんのうつわは予想通りのお客様に受け入れていただいたようです。
吉川さんのフェルトもじっくりと対峙するお客様が多かったようです。
柳原さんの家具も好評で「先日テーブルを買ったが、知っていたら柳原さんに注文した」と仰るお客様もありました。
さて仕掛け人の椅子とテーブル達は良き舞台として活躍してくれたようです。
説明をさせて頂いた数名のお客様からは座り心地の良さについて感想を頂きました。
やはり座って使ってみないと椅子の本当のところは伝わらないと再認識しました。
フィンランドの椅子とはどういうモノか記憶にとどめていただけると嬉しいですね。

うつわ

足塚由江さんのプロフィールなどはgoogleで「足塚由江」を検索して、雑貨・Cantik(チャンティック)さんのサイトでご覧下さいませ。
女性の方に手にして頂くと感じるところがあるであろう日常生活にとけ込むような焼き物を作られます。
今回、来場された方に喫茶提供するためのうつわをすべて新作していただきました。
仕掛け人からは色のイメージとカフェオレボウルについての資料をお渡ししたのと、ケーキのお皿について大きさを伝えたくらいで、すべてお任せしました。
最初にカフェオレボウルを試作されたときに、どれを量産するかを訊ねられましたが、
仕掛け人は「ずぼらな自分の食器洗いローテーションだと表面仕上げはこっちがいい」とか訳のわからないリアクションばかりなので困惑されていました。
足塚さんは、これまで鳥取県を離れて展示会などをしたことがなかったそうです。
うかつにも仕掛け人の企画に巻き込まれてしまった不運をバネにして、一歩前に進みたいと仰っていました。
※椅子の展示会らしくしたかったのと、カップだけではなくてケーキのお皿も手にしてほしかったので、会場のテーブルはあえて高さを低くしたり小さくしたりしています。



展示スペース

吉川久美子さんは米子市近郊の古い農家を作業場としてフェルトの小物(帽子など)と人形、毛織物を作っていらっしゃいます。
今回は子供の人形を2体と毛織物を3点展示しています。
これらの手仕事を専業主婦として子育てを終えられてから始められました。
そのためでしょうか、子供の人形はデフォルメされていながらも「子供」としての存在感と現実味を帯びています。
吉川さんの人柄も多分に滲みでています。
関西のお店などでも扱いがあり、米子では根強いファンが新作を待つ存在です。


会場全体

柳原敏彦さんは鳥取県の大山中腹に GREEN WOODS という作業場を拓いて主に楢を材料にした家具を作っていらっしゃいます。
詳細は右のリンクから「場外乱闘」を辿ってみて下さい。
柳原さんの家具は大きいものが多いのですが、今回は試作品の中から小さな椅子と小さなベンチ、ちゃぶ台、そして小振りのテーブルを選ばせて頂きました。
小さな椅子と小さなベンチは子供用というわけでもなく、大人でも実用になりますし、ディスプレイの台としても美しいでしょう。
ちゃぶ台と小振りのテーブルは試作といってもご自身で日常使われているものです。
柳原さんの家具は、特に細部まで仕上げが丁寧なのが見所です。
見えがかる仕口も美しいですが、引き出しなどを引き抜いて裏返しても同じ丁寧な仕事を見ることができます。


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そうてんせいうん

Author:そうてんせいうん
I...I didn't do it for you ok?!

ご連絡はweb mailでどうぞ: http://form1.fc2.com/form/?id=434253

[準備中]
・「SUOMI CHAIRS」

<プロジェクトのリスト>
「イルマリ・タピオヴァーラ椅子展」 @Style shop. 2005.05.21-06.12
日本国内では見る機会のない作品を含めて全部で25点ほどを展示。

「ヨーロ・クッカプーロと柳原敏彦」 @GREEN WOODS 2005.11.12-13
クッカプーロさんの主要作品20点と柳原敏彦さんの木家具による構成。違う素材なのにデザインの根本で調和しているという妙。

「スオミと足塚由江」 @昭和堂 2006.06.23-25
フィンランドの家具と足塚由江さんのうつわでカフェをしました。

「米来留 いまはもういない」 @夏コミケット 2006.08.12発行
建築家ヴォーリズの失われてしまった作品を追い続けたドキュメント写真集。

「一脚の椅子 フィンユール」 @GREEN WOODS 2006.08.19-20
そこにあるだけで周りの空間を変える力を持つ椅子とは。

「カモナマイオフィス」 @某建て売り住宅 2006.09.16-18
「第二事業部の事務所が新築の住宅に移転する」 としたら?引っ越し系インスタレーション。

「1000脚の椅子」
工場の倉庫に眠る約1000脚の未完成の椅子を教材として活用しようという企画。
派生企画:智頭農林高校 学習成果展示 / 島根女子短大 Re:Chair展
 
「北欧の椅子と家具展」 @SOUKA-草花- 2006.12.08-11
古いビルのレストアされたペントハウスに北欧家具でLDを構築するインスタレーション。

「リートフェルトをつくって」 @SOUKA-草花- 2007.06.22-25
Rietveldさんの家具をダンボールで実寸模型に再現するワークショップ。

「机の帰還 」 @glass Onion 2007.07.19~
廃棄される学校机を店舗什器に再生する試み。

「シュレーディンガーの椅子 」 @Store Room 2007.09.07~
学校のようなお店に学校の椅子を納める。

「いまはもういない、のこと」 @夏コミケット 2007.08.19発行
ヴォーリズ建築の取材過程を記録したテキスト。

「キャンの岬はどっちですか。」@souka 07.11.17-18
「祈りの椅子」のプロトタイプに座ってみる。

「そしていまはもういない予告編」 @冬コミケット 2007.12.29

「そして、いまはもういない。」 @夏コミケット 2008.08.17
ヴォーリズ建築で失われて痕跡の儚いもの達。

「一脚の椅子 イルマリ・タピオヴァーラ」@「淀江の家」グラムデザイン 2008.10.04-05
ピルッカスツールを展示。

「いまはもういない、祈り」@冬コミケット 2008.12.30
キリスト教関係のヴォーリズ建築で知られざるもの達。

「古い家を借りて自分で直したら大きな黒板のある家ができた。ワタシの(^^)」@黒板亭 2008.03.--2009.04
廃屋寸前の賃貸住宅を順調に時を経たかのようにレストア。

「蒼天青雲 in 関西」@そうさく畑63 2009.04.05
既刊を関西地区で初配布。 山Dさんもお誘いして。

「ヴォーリズさんを探しに行った日々について」 2009.=
蒼天青雲にとっての「建築の保存」について話す。

「旧豊郷小学校写真集」@夏コミケット 2009.08.16
豊郷小学校=桜ヶ丘高校という繋がりと広がり。

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク第3回全国大会@近江八幡 2009.10.11
ヴォーリズファンしか居ない場によばれてヴォーリズさんの写真集を配布。

「みどりのはら」「近代残像 函館」「近代残像 長崎」@冬コミケット 2009.12.30
阿佐ヶ谷住宅へのオマージュ。函館と長崎、北と南の洋館が並ぶ港街。

「近代残像 京都」@コミティア92 2010.05.04
前世紀末の京都の町中における近代建築を紹介。

「米子市公会堂」 2010.07.15 +コミケット78
山陰に置かれた村野藤吾さんのグランドピアノについて。

「近代残像 神戸」@コミケット78 2010.08.15
神戸にある近代建築の様々な残り方と消え方。

「近代残像 湘南・箱根」@コミケット79 2010.12.31
太平洋に面して残る関東地方を取り巻いていた別荘地帯の痕跡。

「さくらはさく」@コミティア96 2011.05.05
千葉県浦安市の埋め立て地に咲く桜の花。

「マーリをつくって」@米子高等工業専門学校 2011.07.21
ダンボールで実物x0.8スケールの家具模型をつくる実習授業。

「近代残像 横浜」@コミケット80 2011.08.14
横浜で暮らした日々における近代建築との交わり。

「きらめけ!公会堂」@米子市公会堂 2011.10.21-23
写真集「米子市公会堂」を元にwebと連動したインスタレーションを実施。

「SUOMI CHAIR DESIGN 01. Alvar Aalto」 @コミティア98 2011.10.30
フィンランドの椅子デザインについて。

[以降、続いています


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