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北欧でもなぜかフィンランドに傾倒(鶏頭かもしれない)しています。
そのためデンマーク家具とのご縁は少ないです。
かつてはモーエンセンさんとかウェグナーさんも手元にありました。
ほとんどが請われて安息の地へ旅立って行きました。

ウェグナーさんの椅子と言えば
中国の椅子とか、クマさんとか有名ですね。
ウチの手元に来たのは
CHー30という本当になんでもないダイニングチアーが最初でした。
製造されてから60年は経っていたという話で
すでに座面のクッションは風化し座布も劣化、木部も水にやられて斑という
なかなか際どい状況での出会いでした。
ですが、フレーム自体の強度は全く損なわれていませんでした。
表面を掃除して研げば楢の綺麗な木肌が現れました。
オイルで仕上げて座を作り直し、座ってみれば
極上の食卓椅子でした。
これはウチでレストアした中でも出色の椅子です。
お譲りした方々からもとても評判が良かったですね。
 もう一脚はCHー36です。
木家具を作られている職人さんからのご希望で探しました。
ロイヤルブルーの塗装をされたフレームという
ちょっと珍しいけれど市場では人気がないものを入手してみました。
これが予想を超えた暖色系の色目でぺーパーコードとの対比が美しかったです。
座ってみれば背中がぴーんと伸びる姿勢を要求されます。
これはこれで食事のために特化した椅子なのだと
ダイニングチアーの本来の機能とは何かを思い返させられる一脚でした。

出会ったことのあるウェグナーさんの椅子はそれなりの数があります。
その中でも印象的なのは2脚です。
CHー29 Xバックとも呼ばれるダイニングチアーです。
一見、なつかし折りたたみ式の椅子に見えます。
背と前足が一本の棒で繋がれて
その中間を後ろ足が支えている形のフレームがそう思わせます。
座板は前後の足の開きを決める構造材も兼ねます。
背板と前足との両側接点が丸く切り抜かれているのでXに見えます。
そんなことはともかく
軽快で明快で簡素な姿はとても美しく座り心地もよいです。
輸入元さんが移転前の事務所兼ショールームで
仕事椅子にされていたのがこの椅子でした。
PP-701 これこそ何の変哲もない小さなスチール椅子です。
初めて対面したのは
大阪でコントラクト向けの北欧家具を扱う会社のショールームです。
本当にさりげなく
小さな座面と細い背と肘受けを兼ねた棒を
細いスチールのフレームで繋いでいるだけの椅子なのです。
ウェグナーさんの椅子の中で最も汎用性が高いのもこれでしょう。
背の横棒が組細工であることを除けば飾ることを知らない椅子です。
しかもこの部分がウレタンツブシ塗装の製品もあって
さらに清楚な感じがしました。
京都で老舗の北欧家具店に展示されていると聞いて
冬の晴れた日にわざわざ見に行きましたね。
おそらく椅子を突き詰めて行くとこのあたりに落ちるだろう
そう思います。

そんな事をさらさらと思い浮かべさせてくれる
ハンス・J・ウェグナーさんは1月の26日に旅立たれました。
ありがとうございました。


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そうてんせいうん

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[準備中]
・「SUOMI CHAIRS」

<プロジェクトのリスト>
「イルマリ・タピオヴァーラ椅子展」 @Style shop. 2005.05.21-06.12
日本国内では見る機会のない作品を含めて全部で25点ほどを展示。

「ヨーロ・クッカプーロと柳原敏彦」 @GREEN WOODS 2005.11.12-13
クッカプーロさんの主要作品20点と柳原敏彦さんの木家具による構成。違う素材なのにデザインの根本で調和しているという妙。

「スオミと足塚由江」 @昭和堂 2006.06.23-25
フィンランドの家具と足塚由江さんのうつわでカフェをしました。

「米来留 いまはもういない」 @夏コミケット 2006.08.12発行
建築家ヴォーリズの失われてしまった作品を追い続けたドキュメント写真集。

「一脚の椅子 フィンユール」 @GREEN WOODS 2006.08.19-20
そこにあるだけで周りの空間を変える力を持つ椅子とは。

「カモナマイオフィス」 @某建て売り住宅 2006.09.16-18
「第二事業部の事務所が新築の住宅に移転する」 としたら?引っ越し系インスタレーション。

「1000脚の椅子」
工場の倉庫に眠る約1000脚の未完成の椅子を教材として活用しようという企画。
派生企画:智頭農林高校 学習成果展示 / 島根女子短大 Re:Chair展
 
「北欧の椅子と家具展」 @SOUKA-草花- 2006.12.08-11
古いビルのレストアされたペントハウスに北欧家具でLDを構築するインスタレーション。

「リートフェルトをつくって」 @SOUKA-草花- 2007.06.22-25
Rietveldさんの家具をダンボールで実寸模型に再現するワークショップ。

「机の帰還 」 @glass Onion 2007.07.19~
廃棄される学校机を店舗什器に再生する試み。

「シュレーディンガーの椅子 」 @Store Room 2007.09.07~
学校のようなお店に学校の椅子を納める。

「いまはもういない、のこと」 @夏コミケット 2007.08.19発行
ヴォーリズ建築の取材過程を記録したテキスト。

「キャンの岬はどっちですか。」@souka 07.11.17-18
「祈りの椅子」のプロトタイプに座ってみる。

「そしていまはもういない予告編」 @冬コミケット 2007.12.29

「そして、いまはもういない。」 @夏コミケット 2008.08.17
ヴォーリズ建築で失われて痕跡の儚いもの達。

「一脚の椅子 イルマリ・タピオヴァーラ」@「淀江の家」グラムデザイン 2008.10.04-05
ピルッカスツールを展示。

「いまはもういない、祈り」@冬コミケット 2008.12.30
キリスト教関係のヴォーリズ建築で知られざるもの達。

「古い家を借りて自分で直したら大きな黒板のある家ができた。ワタシの(^^)」@黒板亭 2008.03.--2009.04
廃屋寸前の賃貸住宅を順調に時を経たかのようにレストア。

「蒼天青雲 in 関西」@そうさく畑63 2009.04.05
既刊を関西地区で初配布。 山Dさんもお誘いして。

「ヴォーリズさんを探しに行った日々について」 2009.=
蒼天青雲にとっての「建築の保存」について話す。

「旧豊郷小学校写真集」@夏コミケット 2009.08.16
豊郷小学校=桜ヶ丘高校という繋がりと広がり。

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク第3回全国大会@近江八幡 2009.10.11
ヴォーリズファンしか居ない場によばれてヴォーリズさんの写真集を配布。

「みどりのはら」「近代残像 函館」「近代残像 長崎」@冬コミケット 2009.12.30
阿佐ヶ谷住宅へのオマージュ。函館と長崎、北と南の洋館が並ぶ港街。

「近代残像 京都」@コミティア92 2010.05.04
前世紀末の京都の町中における近代建築を紹介。

「米子市公会堂」 2010.07.15 +コミケット78
山陰に置かれた村野藤吾さんのグランドピアノについて。

「近代残像 神戸」@コミケット78 2010.08.15
神戸にある近代建築の様々な残り方と消え方。

「近代残像 湘南・箱根」@コミケット79 2010.12.31
太平洋に面して残る関東地方を取り巻いていた別荘地帯の痕跡。

「さくらはさく」@コミティア96 2011.05.05
千葉県浦安市の埋め立て地に咲く桜の花。

「マーリをつくって」@米子高等工業専門学校 2011.07.21
ダンボールで実物x0.8スケールの家具模型をつくる実習授業。

「近代残像 横浜」@コミケット80 2011.08.14
横浜で暮らした日々における近代建築との交わり。

「きらめけ!公会堂」@米子市公会堂 2011.10.21-23
写真集「米子市公会堂」を元にwebと連動したインスタレーションを実施。

「SUOMI CHAIR DESIGN 01. Alvar Aalto」 @コミティア98 2011.10.30
フィンランドの椅子デザインについて。

[以降、続いています


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