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 久しぶりに展示会のようなものを見に行きました。
大阪では以前 Osaka Designers Week がこの時期に開催されていました。偶然に検索エンジンからLIVING & DESIGNを見つけたのは9月30日の宵の口でした。
Magisから以前に頂いたmailにも「日本初登場となる新作などを展示」と書かれているのを見つけて、Marcel Wandersの「SPARKLING」が見られるのなら行こうと即決しました。
MAGIS SPARKLING BY MARCEL WANDERS- 04.21.10

 翌日、10月1日。
朝一番で主会場のインテックス大阪へ。商品見本市でありながらコンパクトな会場は歩き疲れず良いですね。

 「1000脚の椅子」に関わって下さった米本昌史さん(Creator's Booth C-12)のブースをそっと(見つからないように 笑)眺めてから、テノンの迎山直樹さん(Creator's Booth C-15)のブースへ。T-chair 限りなく細くて軽い籐網座の椅子 を堪能させて頂きました。どことなく日本的な風情があり、座り心地と腰の受け止め方も海外の実用椅子を思わせる良さ、背を持ち上げたときの重心も適切で、とても良い椅子でした。
近々、工場見学をさせてもらおうと思っています。

 そしてMagis Japanのブースへ。棚の上に今年のミラノサローネで発表された椅子が並べられていて、真ん中辺りにMarcel Wandersの「SPARKLING」がありました。
いきなりかぶりつくワタクシ。
「今日は、これを見に来たんですよー」と吠えると、”わかります”とばかりに棚から「SPARKLING」を床に下ろしてくださったMagisの佐野さん素敵。
 この個体は試作品で本来は座ってはイケナイらしいのですが、お許しが出たのでそーっと腰をかけてみました。予想に反して座り心地が良いです。座面の高さも靴を履いていれば問題ない程度。全体としての寸法バランスも適切でコロッとした感じも良い。写真から受ける感じとの差が小さいです。ただ、実用に耐える強度はまだ確保されていない個体のようで、その辺りが試作なのだなと感じました。製品の発売も遠くないようですし、とても楽しみです。
 もしこの椅子を店頭で見かけられたら、そのデザインだけではなく座り心地も確認してみて下さい。コンセプト、材料、生産方法も含めてこれが”今いちばん新しい椅子”だと思います。

 見本市会場を出てLIVING & DESIGN SATELLITEという街中の派生イベントを見に行くことに。これは中之島の川岸にある建物にエル・デコとタイアップしたモデルルームを作って、そこに展示品を提供したお店の地図も配布される、といった企画でした。
大阪のショールームを見て歩くのは久しぶりです。前回は、恐らく5年くらい前。

 kartellのカルテルショップ大阪さん。カルテルの製品をまとまって見るのも2年ぶり位なので展示品も見たことがないものが多かったです。
 フィリップ・スタルクのMr.Impossibleでフレームが透明・座面が不透明の組み合わせになった個体があり、これの座面が浮き上がった様に見えるのが面白かったです。これ以前にスタルクが手がけたkartellの製品 Dr. Yesと並べると脚の形状などに共通点があることなどを実際に並べてkartellのスタッフさんが解説されました。確かに同じデザイナーの椅子ですね。
 今年のミラノサローネで発表された新作では、スタルクのデザインのテーブル Top Collection は Mr.Impossible とデザインの共通性を持たせた製品だそうです。おなじくスタルクのデザインのサイドテーブル(寝室での使用を想定しているとか)SMALL GHOST BUSTERS は豚足のように二つに割れた脚が斜めに取り付けられていて見る角度によって素材の重なり方による色の変化とか見た目の太さの変化があり面白かったです。
 また吉岡徳仁さんの Ami Ami はベルトを編み上げたようなデザインを利用して表面に穴を作ることで強度を確保しながら軽量化を目指したそうで、持ち上げると確かに軽かったです。また部分によって材料の厚さが変えられていて、前後の脚を繋ぐ側縁部分は厚く、座面中央部分は薄くされていました。脚の断面もT字型でなんとも弱そう。座ると少しふらふらしますが、必要な強度は確保されているということでした。これの赤色は、まるで竹編みに赤い漆を塗ったように見えてとても日本的な感じを受けました。色でこんなにもイメージが変わる椅子もあるのですね。

 Kartellの方が言われるには、昨今の大阪では白・黒・透明の製品が好まれるそうです。これはdia collection大阪の方も同意見で、シャープなデザインまたは北欧調で白と黒だそうです。大阪の人は家の内装に色を持ち込むことに抵抗があるように感じるとも仰ってました。

 その後、ルミナベッラ大阪さんへ。ルミナベッラさんは頻繁にご案内を下さるのですが、ショールームが開いているときに行くのは2年ぶり位、大阪のショールームはもっと前。8月、東京の青山にあるショールームへ行ったときもお盆休みでした。ハイメ・アジョンによる新作群について説明して頂きました。なお、ルミナベッラさんの扱われるのはヨーロッパメーカーの照明器具なのですが、アジア圏から寸分違わないコピー製品・デザインとコンセプトを劣化コピーした製品が入ってきているようでお困りのようでした。照明器具を選定される際にはお気をつけ下さい。

 そして、中之島デザインミュージアム de sing de > へ。「デンマークの家」「UKの家」「アアルトを巡る、北欧フィンランドの旅」「『本当にほしい!ベスト家具カタログ110』」といった4テーマで3部屋をコーディネイトされていました。北欧はデンマーク分とフィンランド分が高めで前者はウェグナーなどの家具とLuis Poulsenの照明器具、後者は生活雑貨とartekの家具でした。会場の画像を4年位前の東京での展示と言われて見せられても納得できる内容なのは、このあたりの製品が普通のモノとして定着しているということですね。
 この会場には、こういったモノだけではなく例えば自転車フレーム製造のE.B.S運送自転車を持ち込んで、その荷台を机代わりに雑貨通販のscopeご一同さまが打ち合わせをしてシャチョお気に入りとか色々あるようです。

 同時期に DESIGN EAST 01 も開催されていて興味がありましたが、そちらに回る時間もなく高速バスに乗ってとんぼ返りです。残念。
 
 そんな感じで、久しぶりの展示会見学でした。

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[準備中]
・「SUOMI CHAIRS」

<プロジェクトのリスト>
「イルマリ・タピオヴァーラ椅子展」 @Style shop. 2005.05.21-06.12
日本国内では見る機会のない作品を含めて全部で25点ほどを展示。

「ヨーロ・クッカプーロと柳原敏彦」 @GREEN WOODS 2005.11.12-13
クッカプーロさんの主要作品20点と柳原敏彦さんの木家具による構成。違う素材なのにデザインの根本で調和しているという妙。

「スオミと足塚由江」 @昭和堂 2006.06.23-25
フィンランドの家具と足塚由江さんのうつわでカフェをしました。

「米来留 いまはもういない」 @夏コミケット 2006.08.12発行
建築家ヴォーリズの失われてしまった作品を追い続けたドキュメント写真集。

「一脚の椅子 フィンユール」 @GREEN WOODS 2006.08.19-20
そこにあるだけで周りの空間を変える力を持つ椅子とは。

「カモナマイオフィス」 @某建て売り住宅 2006.09.16-18
「第二事業部の事務所が新築の住宅に移転する」 としたら?引っ越し系インスタレーション。

「1000脚の椅子」
工場の倉庫に眠る約1000脚の未完成の椅子を教材として活用しようという企画。
派生企画:智頭農林高校 学習成果展示 / 島根女子短大 Re:Chair展
 
「北欧の椅子と家具展」 @SOUKA-草花- 2006.12.08-11
古いビルのレストアされたペントハウスに北欧家具でLDを構築するインスタレーション。

「リートフェルトをつくって」 @SOUKA-草花- 2007.06.22-25
Rietveldさんの家具をダンボールで実寸模型に再現するワークショップ。

「机の帰還 」 @glass Onion 2007.07.19~
廃棄される学校机を店舗什器に再生する試み。

「シュレーディンガーの椅子 」 @Store Room 2007.09.07~
学校のようなお店に学校の椅子を納める。

「いまはもういない、のこと」 @夏コミケット 2007.08.19発行
ヴォーリズ建築の取材過程を記録したテキスト。

「キャンの岬はどっちですか。」@souka 07.11.17-18
「祈りの椅子」のプロトタイプに座ってみる。

「そしていまはもういない予告編」 @冬コミケット 2007.12.29

「そして、いまはもういない。」 @夏コミケット 2008.08.17
ヴォーリズ建築で失われて痕跡の儚いもの達。

「一脚の椅子 イルマリ・タピオヴァーラ」@「淀江の家」グラムデザイン 2008.10.04-05
ピルッカスツールを展示。

「いまはもういない、祈り」@冬コミケット 2008.12.30
キリスト教関係のヴォーリズ建築で知られざるもの達。

「古い家を借りて自分で直したら大きな黒板のある家ができた。ワタシの(^^)」@黒板亭 2008.03.--2009.04
廃屋寸前の賃貸住宅を順調に時を経たかのようにレストア。

「蒼天青雲 in 関西」@そうさく畑63 2009.04.05
既刊を関西地区で初配布。 山Dさんもお誘いして。

「ヴォーリズさんを探しに行った日々について」 2009.=
蒼天青雲にとっての「建築の保存」について話す。

「旧豊郷小学校写真集」@夏コミケット 2009.08.16
豊郷小学校=桜ヶ丘高校という繋がりと広がり。

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク第3回全国大会@近江八幡 2009.10.11
ヴォーリズファンしか居ない場によばれてヴォーリズさんの写真集を配布。

「みどりのはら」「近代残像 函館」「近代残像 長崎」@冬コミケット 2009.12.30
阿佐ヶ谷住宅へのオマージュ。函館と長崎、北と南の洋館が並ぶ港街。

「近代残像 京都」@コミティア92 2010.05.04
前世紀末の京都の町中における近代建築を紹介。

「米子市公会堂」 2010.07.15 +コミケット78
山陰に置かれた村野藤吾さんのグランドピアノについて。

「近代残像 神戸」@コミケット78 2010.08.15
神戸にある近代建築の様々な残り方と消え方。

「近代残像 湘南・箱根」@コミケット79 2010.12.31
太平洋に面して残る関東地方を取り巻いていた別荘地帯の痕跡。

「さくらはさく」@コミティア96 2011.05.05
千葉県浦安市の埋め立て地に咲く桜の花。

「マーリをつくって」@米子高等工業専門学校 2011.07.21
ダンボールで実物x0.8スケールの家具模型をつくる実習授業。

「近代残像 横浜」@コミケット80 2011.08.14
横浜で暮らした日々における近代建築との交わり。

「きらめけ!公会堂」@米子市公会堂 2011.10.21-23
写真集「米子市公会堂」を元にwebと連動したインスタレーションを実施。

「SUOMI CHAIR DESIGN 01. Alvar Aalto」 @コミティア98 2011.10.30
フィンランドの椅子デザインについて。

[以降、続いています


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