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 では「マーリをつくって」が実際どんな感じだったかをさらっと。

DSC01807.jpg すでに書きましたように[autoprogettazione?]のに収録されている図面の家具たちは、特定の長さの材料からとても効率よく部品を切り分けることができます。というわけで部品を重ねるとこうなります。
殆どムダがないことが一目でわかりますね。
このことはエンツォ・マーリさんも強く意識していらっしゃるようで[autoprogettazione?]を紹介するビデオのなかにも部品を梱包した状態のスケッチが出てきます(1:05頃)
 これを学生さん達にも一目で理解してもらいたくて、件のスケッチの雰囲気を大切にしながら、材料を切り出す前の素材の長さもわかるように1台ずつ梱包をして搬入しました。

 [autoprogettazione?]の図面集には棚とかワードローブ、可動式の天板をもつテーブルなど様々な家具が収録されています。実習につかうキットはその中から長方形の天板をもつテーブル脚とベッドフレームを9種類えらんで12台、椅子を1種類で2台を用意しました。
 それぞれを組立てる際の難易度の差は伝えませんでしたが、特に問題になりそうなポイント(読図を間違えると形にならない)については図面上に※を付けておきました(その詳細は伝えてありません)。そのほかの資料も含めて、課題の説明、資料の提示、ビデオの視聴、作りたい図面の選択(4人ほどの実習グループで作りたい図面を選んでもらいました)、組立てる手順の考察などを高増准教授さんが実習の前の週に授業をされました。これにはcumulusuは立ち会っていませんので詳細はわかりません。「1000脚の椅子」と同様に教材の提供までで、実際の授業でどの様に活用するかは担当される先生にお任せしました。ただし、今回のような課題は先生も生徒も初めて(当然ですね!)なので、翌週の実習には授業を無事に進行するためのボランティアとして参加しました。

 前日の夕方。材料が直射日光を浴びると乾いて反るので「晴れませんように」とお祈りしていたらちゃんと曇りました。というわけで道中での変質を心配することなく米子工業高等専門学校さんへ移動。すでに高増准教授さんが教室内の机を2本毎に並べ替えたりなど現場のセッティングを終えられていたので、各机にキットを割り当てるだけで搬入も終わってしまいました。

 当日の朝。トミー谷さんと箒・ちりとり・バケツ・雑巾をもって教室前の廊下で鍵が開くのを待機。
実はテーブルも床もとても汚れていまして、ちょっとこれはアレだろう(cumulusuはイベント実施の後、事前よりも綺麗に掃除して帰ることにしています)ということで机と床の掃除を。ほぼ終わったところでHRを終えられた生徒さん達が教室に入ってきて、いきなり実習がはじまります。

DSC01873.jpgDSC01947.jpgDSC01949.jpg







 なにか開始前にコメントをと言われたので「組み立てキットですが図面通りに組立てても組み上がりません。(ええええええの大合唱)そのために前の時間に組立て方を考えて頂きました。ワタシが何を言っているかわからないでしょうが、実習が終わればわかります。じゃあ楽しみましょう」とかスピーチして騒然。
 そのまま、実習を始めます、と生徒さんの手で部品の梱包が解かれました。まずは部品の確認をして頂いて「一般の方とこういったワークショップをすると、部品の確認をしてからだいたい30分か45分で出来上がります。皆さんもその位で出来上がるはずです(えええええの大合唱)」と言い渡して、高増准教授さんも目が点に。実は事前試作を高増研究室の室生さん達にお願いしたのですが、平均的な完成時間は1時間半くらいだったからです。
今回の実習では早い組は30分程度、遅い組も45分程度で予定通りに完成しました。これには高増准教授さんも驚かれたようです。
米子工業高等専門学校建築学科さんの公式webにも記事がありますのでご覧下さい。

 実施を終えての感想などは項を改めましょう。

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[準備中]
・「SUOMI CHAIRS」

<プロジェクトのリスト>
「イルマリ・タピオヴァーラ椅子展」 @Style shop. 2005.05.21-06.12
日本国内では見る機会のない作品を含めて全部で25点ほどを展示。

「ヨーロ・クッカプーロと柳原敏彦」 @GREEN WOODS 2005.11.12-13
クッカプーロさんの主要作品20点と柳原敏彦さんの木家具による構成。違う素材なのにデザインの根本で調和しているという妙。

「スオミと足塚由江」 @昭和堂 2006.06.23-25
フィンランドの家具と足塚由江さんのうつわでカフェをしました。

「米来留 いまはもういない」 @夏コミケット 2006.08.12発行
建築家ヴォーリズの失われてしまった作品を追い続けたドキュメント写真集。

「一脚の椅子 フィンユール」 @GREEN WOODS 2006.08.19-20
そこにあるだけで周りの空間を変える力を持つ椅子とは。

「カモナマイオフィス」 @某建て売り住宅 2006.09.16-18
「第二事業部の事務所が新築の住宅に移転する」 としたら?引っ越し系インスタレーション。

「1000脚の椅子」
工場の倉庫に眠る約1000脚の未完成の椅子を教材として活用しようという企画。
派生企画:智頭農林高校 学習成果展示 / 島根女子短大 Re:Chair展
 
「北欧の椅子と家具展」 @SOUKA-草花- 2006.12.08-11
古いビルのレストアされたペントハウスに北欧家具でLDを構築するインスタレーション。

「リートフェルトをつくって」 @SOUKA-草花- 2007.06.22-25
Rietveldさんの家具をダンボールで実寸模型に再現するワークショップ。

「机の帰還 」 @glass Onion 2007.07.19~
廃棄される学校机を店舗什器に再生する試み。

「シュレーディンガーの椅子 」 @Store Room 2007.09.07~
学校のようなお店に学校の椅子を納める。

「いまはもういない、のこと」 @夏コミケット 2007.08.19発行
ヴォーリズ建築の取材過程を記録したテキスト。

「キャンの岬はどっちですか。」@souka 07.11.17-18
「祈りの椅子」のプロトタイプに座ってみる。

「そしていまはもういない予告編」 @冬コミケット 2007.12.29

「そして、いまはもういない。」 @夏コミケット 2008.08.17
ヴォーリズ建築で失われて痕跡の儚いもの達。

「一脚の椅子 イルマリ・タピオヴァーラ」@「淀江の家」グラムデザイン 2008.10.04-05
ピルッカスツールを展示。

「いまはもういない、祈り」@冬コミケット 2008.12.30
キリスト教関係のヴォーリズ建築で知られざるもの達。

「古い家を借りて自分で直したら大きな黒板のある家ができた。ワタシの(^^)」@黒板亭 2008.03.--2009.04
廃屋寸前の賃貸住宅を順調に時を経たかのようにレストア。

「蒼天青雲 in 関西」@そうさく畑63 2009.04.05
既刊を関西地区で初配布。 山Dさんもお誘いして。

「ヴォーリズさんを探しに行った日々について」 2009.=
蒼天青雲にとっての「建築の保存」について話す。

「旧豊郷小学校写真集」@夏コミケット 2009.08.16
豊郷小学校=桜ヶ丘高校という繋がりと広がり。

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク第3回全国大会@近江八幡 2009.10.11
ヴォーリズファンしか居ない場によばれてヴォーリズさんの写真集を配布。

「みどりのはら」「近代残像 函館」「近代残像 長崎」@冬コミケット 2009.12.30
阿佐ヶ谷住宅へのオマージュ。函館と長崎、北と南の洋館が並ぶ港街。

「近代残像 京都」@コミティア92 2010.05.04
前世紀末の京都の町中における近代建築を紹介。

「米子市公会堂」 2010.07.15 +コミケット78
山陰に置かれた村野藤吾さんのグランドピアノについて。

「近代残像 神戸」@コミケット78 2010.08.15
神戸にある近代建築の様々な残り方と消え方。

「近代残像 湘南・箱根」@コミケット79 2010.12.31
太平洋に面して残る関東地方を取り巻いていた別荘地帯の痕跡。

「さくらはさく」@コミティア96 2011.05.05
千葉県浦安市の埋め立て地に咲く桜の花。

「マーリをつくって」@米子高等工業専門学校 2011.07.21
ダンボールで実物x0.8スケールの家具模型をつくる実習授業。

「近代残像 横浜」@コミケット80 2011.08.14
横浜で暮らした日々における近代建築との交わり。

「きらめけ!公会堂」@米子市公会堂 2011.10.21-23
写真集「米子市公会堂」を元にwebと連動したインスタレーションを実施。

「SUOMI CHAIR DESIGN 01. Alvar Aalto」 @コミティア98 2011.10.30
フィンランドの椅子デザインについて。

[以降、続いています


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