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 この実習は「誰が」「誰と組んで」「どの図面を選ぶか」をそれぞれの生徒さん自身で決めてもらいました。
このときに「部品の種類と数が少ないから1123XEを選ぶ」「如何にもテーブルらしいから(イタリアのデザインらしいから)1123XDを選ぶ」という典型的な選択肢があると予想していました。
 この二つは材料の容積を比べるとXDの方が少し大きい。実際に組立てるとXEは比較的高い組み立て精度を求められつつも(治具などの準備なしに)それを達成するのは難くて、XDは木板で作るのであれば比較的容易に形にできる。大量生産するのであれば輸送・保管なども含めてXEの方が原価を安価に出来そう。では実際に売れそうなのはどちらかと言えば、おそらく馴染みのある4本脚のXDかと。

 日本の建築とかインテリアの分野で「デザイナー」といえば意匠設計者の意味である、というのは納得をして頂けると思います。これらの何かを作って対価を頂く業務のなかで「デザイナー」とは何をする仕事だろうと考えると、商品を企画した人の意向を最大限に件の商品へ反映させることに他ならないわけです。形のない観念とか思いを形あるモノへと翻訳(インタプリタ)する仕事が「デザイナー」なのです。
その翻訳された観念とか思いを最大限に生かせる方策を突き詰めて実際のモノにして作って供給するのが、生産に関わる人達(たとえば「技術者」「製造管理者」「技能者」)であり、さらに供給したモノが実際に使われてさまざまな事象が発生するのに対応する人達(たとえば「コールセンター」「営業マン」「保守技術者」)がいて、そこから得られた教訓とか要望とか期待がもういちど商品を企画する人(たとえば「ディレクター」「マーケッター」「デベロッパー」)に戻されるという「デザイナー」を飲み込む円環があります。この円環は、収益を上げるという共通の目的を達成するために回っているのです。

 例えば日本における「建築士」という技能資格の有資格者さんは、本人の意向で「技術者」でもあり「デザイナー」コトによっては「芸術家」でもありうるわけで、とても位置づけが曖昧かも知れません。ですが、とくに個人で建築士事務所を営まれる場面では前に書いた円環のうちで実際にモノを現場で作り維持する作業を除く全てを、ほぼひとりで背負い込むことになります。
実習をされた建築学科の生徒さん達の全てがそのような業務に就かれるわけではありませんが、その一部分を担っていくことは間違いないでしょう。誰と組んでどれを選びどんなアイデアを出しながら組み上げて日々自然の力で壊れてゆくモノを維持していく作業は少し似ているのかも知れません。
ワタクシは「建築士」ではありませんから解釈に誤解があるかもしれません。でも、どんな仕事もおなじような円環の中でモノゴトが進んでいくように思います。

 演習に立ち会ってワタクシが得たコトについては項を改めます。

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そうてんせいうん

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[準備中]
・「SUOMI CHAIRS」

<プロジェクトのリスト>
「イルマリ・タピオヴァーラ椅子展」 @Style shop. 2005.05.21-06.12
日本国内では見る機会のない作品を含めて全部で25点ほどを展示。

「ヨーロ・クッカプーロと柳原敏彦」 @GREEN WOODS 2005.11.12-13
クッカプーロさんの主要作品20点と柳原敏彦さんの木家具による構成。違う素材なのにデザインの根本で調和しているという妙。

「スオミと足塚由江」 @昭和堂 2006.06.23-25
フィンランドの家具と足塚由江さんのうつわでカフェをしました。

「米来留 いまはもういない」 @夏コミケット 2006.08.12発行
建築家ヴォーリズの失われてしまった作品を追い続けたドキュメント写真集。

「一脚の椅子 フィンユール」 @GREEN WOODS 2006.08.19-20
そこにあるだけで周りの空間を変える力を持つ椅子とは。

「カモナマイオフィス」 @某建て売り住宅 2006.09.16-18
「第二事業部の事務所が新築の住宅に移転する」 としたら?引っ越し系インスタレーション。

「1000脚の椅子」
工場の倉庫に眠る約1000脚の未完成の椅子を教材として活用しようという企画。
派生企画:智頭農林高校 学習成果展示 / 島根女子短大 Re:Chair展
 
「北欧の椅子と家具展」 @SOUKA-草花- 2006.12.08-11
古いビルのレストアされたペントハウスに北欧家具でLDを構築するインスタレーション。

「リートフェルトをつくって」 @SOUKA-草花- 2007.06.22-25
Rietveldさんの家具をダンボールで実寸模型に再現するワークショップ。

「机の帰還 」 @glass Onion 2007.07.19~
廃棄される学校机を店舗什器に再生する試み。

「シュレーディンガーの椅子 」 @Store Room 2007.09.07~
学校のようなお店に学校の椅子を納める。

「いまはもういない、のこと」 @夏コミケット 2007.08.19発行
ヴォーリズ建築の取材過程を記録したテキスト。

「キャンの岬はどっちですか。」@souka 07.11.17-18
「祈りの椅子」のプロトタイプに座ってみる。

「そしていまはもういない予告編」 @冬コミケット 2007.12.29

「そして、いまはもういない。」 @夏コミケット 2008.08.17
ヴォーリズ建築で失われて痕跡の儚いもの達。

「一脚の椅子 イルマリ・タピオヴァーラ」@「淀江の家」グラムデザイン 2008.10.04-05
ピルッカスツールを展示。

「いまはもういない、祈り」@冬コミケット 2008.12.30
キリスト教関係のヴォーリズ建築で知られざるもの達。

「古い家を借りて自分で直したら大きな黒板のある家ができた。ワタシの(^^)」@黒板亭 2008.03.--2009.04
廃屋寸前の賃貸住宅を順調に時を経たかのようにレストア。

「蒼天青雲 in 関西」@そうさく畑63 2009.04.05
既刊を関西地区で初配布。 山Dさんもお誘いして。

「ヴォーリズさんを探しに行った日々について」 2009.=
蒼天青雲にとっての「建築の保存」について話す。

「旧豊郷小学校写真集」@夏コミケット 2009.08.16
豊郷小学校=桜ヶ丘高校という繋がりと広がり。

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク第3回全国大会@近江八幡 2009.10.11
ヴォーリズファンしか居ない場によばれてヴォーリズさんの写真集を配布。

「みどりのはら」「近代残像 函館」「近代残像 長崎」@冬コミケット 2009.12.30
阿佐ヶ谷住宅へのオマージュ。函館と長崎、北と南の洋館が並ぶ港街。

「近代残像 京都」@コミティア92 2010.05.04
前世紀末の京都の町中における近代建築を紹介。

「米子市公会堂」 2010.07.15 +コミケット78
山陰に置かれた村野藤吾さんのグランドピアノについて。

「近代残像 神戸」@コミケット78 2010.08.15
神戸にある近代建築の様々な残り方と消え方。

「近代残像 湘南・箱根」@コミケット79 2010.12.31
太平洋に面して残る関東地方を取り巻いていた別荘地帯の痕跡。

「さくらはさく」@コミティア96 2011.05.05
千葉県浦安市の埋め立て地に咲く桜の花。

「マーリをつくって」@米子高等工業専門学校 2011.07.21
ダンボールで実物x0.8スケールの家具模型をつくる実習授業。

「近代残像 横浜」@コミケット80 2011.08.14
横浜で暮らした日々における近代建築との交わり。

「きらめけ!公会堂」@米子市公会堂 2011.10.21-23
写真集「米子市公会堂」を元にwebと連動したインスタレーションを実施。

「SUOMI CHAIR DESIGN 01. Alvar Aalto」 @コミティア98 2011.10.30
フィンランドの椅子デザインについて。

[以降、続いています


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